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ご挨拶

​杉山 春菜
代表

経歴

2020年 私立 女子学院高等学校 卒業

2025年 慶應義塾大学 法学部法律学科 卒業

​名古屋大学大学院 法学研究科 実務法曹養成専攻 既修1年在学中

Eメール

haruna.mandolin@keio.jp

はじめまして。
JAPAN FOR CEBU代表の、杉山春菜と申します。

私にとって、このファンドは礼儀です。
つらい時苦しい時、セブの人々はいつも私を励ましてくれています。

 

競争社会にもまれ、はじかれ、疲弊しきっていた20歳の私を、父がフィリピンに連れて行きました。

私の知っているフィリピン人は全員、肩書きをもって人を判断しません。彼らにとっては、〇〇大学を出ている・○○会社に勤めているという指標は瑣末なものなのです。

どれだけ人に対して敬意を払えるか、でもってのみ判断します。
セブは、フィリピンは、「勉強ができるから・◯◯ができるから」だけでない価値を自分に見出してくれた初めての環境でした。

 

大学がつらくて逃げだしそうになった時も、「笑顔で授業に戻れ」と全員が口をそろえて言います。

不振な成績表もセブでみんなで見て、笑い飛ばします。

先月父にがんが発覚した時も、父をパーティーに招いてとびきりの笑顔で元気づけてくれました。


自分の名前を出して支援を行うのは今回が初めてになります。
フィリピンには心から信頼できる人が多くいる一方、逆もまた然りで。

実は、子ども6人の学費を代わりに払い始めてから3年目に入ります。
自身の名前を出す必要もなく危険も伴うため、ずっとCEC Japan Network株式会社 の名前で支援を続けてまいりました。

しかしながら、私の大好きなあの場所で、先月まで滞在していたあの場所で、多くの人が亡くなっています。

​甚大な被害はセブ北部にとどまっていますが、多くの友人の家族がそこに住んでいます。

今回だけはどうしても、どんなリスクを背負ってでもセブに支援を届けたいと考え、立ち上げにいたります。

緊急時に純粋なファンドを立ち上げられるのは、学生の身分があるからこそなのです。

 

私にとっては、このファンドは覚悟でもあります。

被災地で真に窮しているフィリピン人に、いただいた寄付を一銭も残らず配りきるという覚悟で、私の人生を大好きなセブ・フィリピンに捧げるという覚悟です。


ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

 

末筆ながら、立ち上げにご協力くださったCEC Japan Network株式会社 代表の池頭さん、イロイメモリアルスカラーシップのみなさま、一緒にウェブサイトを作ってくれた千葉くん、高校生・大学生のみなさん、そして、勉強そっちのけでセブに入れ込んでいる私を温かく見守ってくださる名古屋大学の先生方に心から御礼申し上げます。

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